おしゃれですが、ただの飾りではありません「ヘルプマーク」について

皆さん、こちらのマークをご覧になったことはありますか?

ヘルプマーク

東京都福祉保健局ホームページより引用

都心部に在住在勤の方は電車の優先席に標示があったりするので何となくご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私が利用する品川駅でもストラップを使用されている方を時々ですが見かけるので全国的に広まりつつあるのかな~と思っていたのですが、神奈川在住のがん患者さんにお聞きしたところ、「神奈川では全然広まっていない」とのことでした。

東京発ではありますが、5年ほど前から使われているマークですのでさすがに首都圏ではそこそこ認知されているるだろうと予想していたのですが、お隣の神奈川でもあまり知られていないようで驚きました。

今回は周知も兼ねて「ヘルプマーク」について記載します。

そもそも、「ヘルプマーク」って?

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成したマークです。

東京都福祉保健局ホームページより引用

自治体での取り組みは

実際の自治体レベルでの取り組みについて調べてみました。

上記しました神奈川県でも平成29年3月から導入はされてはいて、その他首都圏では千葉県栃木県は県レベル、その他茨城県、群馬県は市町村単位でも取り組みをしているようです。

厚生労働省でもヘルプマーク活用の取り組みがされています

オリンピック・パラリンピックに向けて、厚生労働省でもヘルプマーク活用の取り組みがされています。

ヘルプマークのJIS(案内用図記号)への追加について

平成29年7月20日に、経済産業省において、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本人だけでなく外国人観光客にもより分かりやすい案内用図記号とすることを目的に、案内用図記号(JIS Z8210)の規格が見直され、その中に「ヘルプマーク」が追加されました。

厚生労働省ホームページより引用

一般の方ではまだまだ認知度が低い様子

東京都では平成24年から使用開始しており、平成26年7月から民間企業への働きかけも実施されているそうです(民間企業による広報活動や活用の推進について)。

私自身は看護師ということもあり、マークの存在は知ってはいましたが実物をつけていらっしゃる方を見たのはここ半年ぐらいです。

医療と関係のない友人知人に聞いたところ、
「全然知らない」
「言われれば見たことがある気がするけどどこかのブランドロゴかと思っていた」
という人がほとんどでした。

スイス国旗のようなおしゃれなデザインですのでブランドロゴかと思う気持ちもよくわかります。

オリンピック・パラリンピックも近づいていますので、日本国内だけでなく外国人観光客の方にもより分かりやすい案内用図記号となり、周知されることを期待しています。

認知度を上げるには(個人的な意見)

まずは、ヘルプマークがあるということ、また、このマークにどのような意味があるかということを知ってもらう必要があると思います。

ヘルプマークについては自治体のホームページなどにも掲載されてはいますが、見る人に興味がなければページにたどり着くことが少ないのではないかと思います。

このため、目につきやすいところに標示する必要があると思います。

かといってポスターですと、こちらもほとんどの方が見ていないのではないでしょうか?

私は、例えば「今日通った●●駅に××のポスターがあったけど何が書いてあったか覚えてる?」と言われても答えられません。

通路など、通過する場所では何か掲示されていても興味がある内容でなければ立ち止まって読もうと思う方は少ないのではないかと思っています。

下手をすると私のようにポスターの存在にすら気づかない方も多いのではないでしょうか。

そこで、個人的にいいなと思ったのは、現在すでに導入されている都営線などの優先席にある標示です。

(※2018年6月15日、写真を変更しました)

優先席にはこのような「優先席」の標示があると思います。

写真のように都営線などではその横にヘルプマークの標示がされています。

この写真ではマタニティーマークも標示されていますね。

アップではこんな感じ↓です。

車内ですと、ほとんど止まった状態で過ごしますので歩いている時に比べて掲示物にも目がいきやすくなるかと思います。

また、優先席付近に標示されていることで、このマークが援助や配慮を必要としている方がつけているマークなんだと認識されやすいのではないでしょうか。

現在、首都圏の私鉄・JRのほとんどは優先席の標示にはヘルプマークが含まれていないようです(都営地下鉄と東急電鉄の一部の車両では実際に掲示されているところを確認しています)

今後も車内優先席付近への標示が増えることを期待しています。